先週の土曜日から五十嵐裕貴さんの個展が始まっています。
制作の事や作品の事をお聞きしましたので、少しずつご紹介していきたいと思います。
昨年、長野にある五十嵐裕貴さんの工房へお邪魔した時に制作の様子を撮影させていただきました。
五十嵐さんの作品は旋盤と呼ばれる機械を使って行われています。
陶芸のろくろと似た仕組みで、高速で回転する材料を削って作品を仕上げていきます。
通常、旋盤では小ぶりなお皿やお椀、テーブルの足等の円柱状のものを制作するのが一般的ですが、彼は最大直径60㎝近くの大きな作品も旋盤で制作します。深さのある作品も多く、さらには腐食や虫食いなどで穴の開いた材も使うことがあります。
それを薄く薄く仕上げていく…、その難しさは想像に難くないと思います。
自分にしかできない技術を持ちたい、人と違うことをやりたい、と言う気持ちと、アフリカやアジア等の大らかで大きな水甕の形から着想を得ることがあるという感性からそのスタイルを貫いているそうです。
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五十嵐裕貴 個展
2017年3月18日(土)〜26日(日) 13時-19時営業
会期中休業日:21日(火)
作家在廊日:18日(土)・19日(日)
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