石黒 剛一郎

新たにお取り扱いさせていただくことになった石黒剛一郎さんのご紹介です。
石黒さんは、主に青磁を制作しておられます。
青磁は中国で紀元前14世紀に生まれ、発展し、その後アジアの広い範囲に伝播していった磁
器で、美しい青色・滑らかな肌が特徴です。
元々古いものが好きで最近大陸ものの器にも興味を持ち始めていた時に、石黒さんの青磁と
出会いました。透き通るような存在で、その空間だけ空気が柔らかくとろけるような印象を
受けました。とても静かな青色です。
青磁だけでなく、土もの・銀彩も素敵で、古いものに通じる渋さや味を感じます。
土ものや銀彩は使っていく過程で、変化し益々良い味に育っていくことと思います。
作陶をはじめられたのは、2003年とのことですが、もう既にここまで研ぎ澄まされたものを、
作っておられることにも驚きました。今後もとても楽しみにしています。
石黒剛一郎プロフィール
1977年 愛知県生まれ
2003年 愛知県立窯業高等技術専門校 入学
2005年 愛知県立窯業高等技術専門校 卒業
2008年 瀬戸にて工房を構える